動く被写体を撮る基本

走る馬

動く被写体を撮ろう!

カメラで撮影をするときに重要な存在となるのが被写体なのだが、被写体にもいろいろあります。
その中でもコツを知らないと特に撮影に苦労してしまうのが動く被写体なのです。

特に撮影をする人の中でも動く被写体を撮影するのに苦手意識を持っている人が多いんです。
どうしても被写体が動いてしまうものだとブレてしまうことも多いので綺麗に撮影しないことも多いのが理由でしょう。

だが、動く被写体だからといって諦めることはありません。
被写体が動くものであってもちゃんと綺麗に撮るための方法というのが存在しているので、そういったテクニックをフル活用して撮影を楽しんでいきましょう。

流し撮り

動く被写体を撮影する上で使えるテクニックの1つが流し撮りです。
流し撮りではシャッターのスピードが被写体の速度にもよるものの1/60秒~1/125秒程度がベストとなっているので試し撮りをして調整しましょう。

上下のブレが起こらないように、流し撮りをする場合両手でカメラをしっかり構えるように意識して身体ごと被写体を追いかけるようにするといいでしょう。
また、カメラにファインダーがついていればファインダーを使ったほうが被写体を追いやすくなるのでおすすめです。

流し撮りをする場合は、単調な背景のものを撮影するよりも背景に何かがあったほうが動きがよりはっきりするので写真に躍動感が出るのもポイントとして覚えておきましょう。

高速シャッター

動く被写体に対して被写体をぴったりと止めて撮影をしたい時に活用するのが高速シャッターです。
高速シャッターを活用すれば、動く被写体を止まっているかのように撮影することが可能なのです。

この方法の場合被写体の動く速さにもよりますが1/500より高速のシャッタースピードにするのが良いでしょう。
この方法を活用すればすごい速さで走る馬ですら綺麗に撮影することが可能です。

しかし動く被写体を撮影する上で被写体の動きも写真で見せたい場合があるでしょう。
その場合はシャッタースピードを少し低めに設定することによって、動く被写体をしっかり撮影しながら動きを出すことも可能になります。

置きピン

動く被写体が動く場所や時間など細かいことが分かっている場合に活用できるのが置きピンと呼ばれる技術です。
あらかじめ被写体が通る場所にピントを固定しておくというものです。

この方法を使うと、オートフォーカスが済んでいるのでシャッターを切るまでの時間も短くなり撮影がしやすくなります。
そのため被写体を自分が思った通りに撮影しやすいというメリットがあります。

もしもこの方法で撮影をする場合はカメラが動かないようにするために三脚の利用がおすすめです。
また、被写体のブレを防ぐためにも高速シャッタースピードに設定しておくことを忘れないようにしましょう。