雨の日の写真を撮る

雨の日は憂鬱だけど素敵な写真が撮れる！

好きな天気について聞かれると、多くの方が雨天以外を挙げると思います。
しかしながら、雨の日は素敵な写真が撮れるチャンスでもあります。
雨が降る独特の雰囲気を、うまく表現することができれば、ロマンチックな一枚が撮れたり、お洒落な写真が撮れたりするからです。

ただし、雨天での撮影は、晴れの日とは違った注意点があるのも事実です。
どうしても暗くなりがちなので、ぼやけた写真になってしまったり、手振れが起こってブレた写真になりやすかったりします。
これらが発生してしまうと、せっかくの写真もパッとしないものになってしまうので注意が必要です。
この点に注意しながら撮影できれば、雨の日ならではのカッコいい写真を撮ることができます。

ポイントは、ISO感度を上げることと、ホワイトバランスを太陽光に切り替えることです。
こうすることで、いつもとは違ったセンスが感じられる写真が撮れることでしょう。

レンズをきれいに保つ

雨の日は、どうしてもレンズが雨でぬれやすくなります。
雨粒が付いた状態で写真を撮ると、当然きれいに撮影することができません。
せっかくのシャッターチャンスも台無しにしてしまいます。

こういったことを防ぐためにも、レンズをこまめに確認して、濡れているようなクロスなどで拭くようにしてください。
防水カバーを利用してみるのも良いでしょう。
また、レンズをできるだけ上に向けないようにして撮影するのもコツです。
撮影直前は、とくに注意しながら進めていきましょう。

雨の日に撮りたい写真

当然と言えば当然ですが、雨の日は、濡れたものが撮れるチャンスの日でもあります。
いつもと同じものも、濡れた状態で撮影することで、何とも言えない雰囲気のオシャレな写真になります。

雨が止んだら、ふだん何気なく歩いているアスファルトやタイル、木製のベンチなども、是非カメラに納めましょう。
建物なども、いつもとは違った雰囲気の写真になります。
草花や木々の葉っぱなども、雨粒が付いているだけで特別感がある写真が撮れるようになります。

塗れた路面に、いろいろな物が映り込んだ写真も撮れます。
これは、雨の日だけに撮れる一枚です。

少し暗くなった世界に、赤や黄色の傘が開いたようすも、雨の日だけに撮れる特別な一枚です。

ガラス越しに撮影する

雨の日は、レンズが濡れるなどの心配もありますが、ガラス越しであればそんな不安もありません。
室内から、ガラスの向こう側を撮影するのもおすすめです。

ガラス窓に雨粒が付いている状態の写真は、雨の日の独特のぬくもりを感じさせます。
また、車の中から撮影してみるのも良いでしょう。
日中撮影すれば、傘の鮮やかさと雨が対照的で、素敵です。
暗くなってから撮影すれば、ネオンの美しさが雨とマッチしてロマンチックに仕上がります。