レイアウトの基本を知っておこう①
構図を考えて撮影してみよう
見た瞬間、素敵だなと思う写真があります。
それは、すばらしい風景を映し出しているものもありますが、すごく身近なもので、よく目にしている被写体を撮影している場合もあります。
同じものを撮影しても、素敵に見える場合と、あまりそう思えないものがありますが、この違いはどこにあるのでしょうか。
考えられる理由はたくさんあるのですが、なかでも注意したいのが構図です。
素敵に見える写真に共通しているのは、考え抜かれた構図によって、場の雰囲気やすばらしさがしっかり伝えられていることです。
こういった理由もあるので、良い写真を撮りたい方や、オシャレな雰囲気の写真を撮影したい方は、まずは構図についてしっかり理解しておくことをおすすめします。
シンメトリー構図について
シンメトリーの法則について紹介します。
これは、中央に被写体をもってくるような撮影方法のことです。
左右対象、あるいは、上下対象になるように撮影することで、特別感が生まれます。
シンメトリー構図にて撮影するのがおすすめなのは、もともと左右対象、あるいは上下対象になっている建物や雰囲気です。
こういったものをシンメトリー構図で撮影すると、どっしりとした存在感がある写真を撮ることができます。
もちろん、定規で測ったように、中心部分に狂いが無いように撮影する必要はありません。
あくまでも、真ん中部分に建物などがくるように気を配りながら撮影するだけで大丈夫なので、簡単です。
三分割法について
レンズをのぞいた際に、縦横それぞれを3つに分けるようにイメージしてみてください。
9このブロックができると思いますが、これに合わせて撮影するのが「三分割法」です。
線がクロスしたいずれかの点に、メインとなる被写体を配置するように撮影します。
こうすることで、奥行きがある素敵な写真になります。
三分割法で撮影するのがおすすめなのは、風景、料理、動物、人物を含む景色などいろいろあります。
また、鉄道写真や飛行機、バイクなど、乗り物を撮影する際にもおすすめです。
ナチュラルなスピード感を思わせる、オシャレな写真になります。
バランスが良い写真を、比較的簡単に撮影できるのが、この方法です。
四分割法について
縦横それぞれを、4つに分けるようにイメージしてみてください。
16このブロックができると思いますが、これに合わせて撮影するのが「四分割法」です。
線がクロスしたいずれかの点に、メインとなる被写体を配置するように撮影します。
四分割法のメリットは、インパクトのある写真が撮れることです。
同じ被写体を撮影する場合でも、この方法で撮影すると、センスが感じられる写真になります。
一見、殺風景に見える場合もあるかもしれませんが、仕上がった写真は、構図をきちんと理解して撮影された本格的な一枚であると理解されることでしょう。