機影の撮り方
月と機影を重ねてみよう
夜空を照らしている満月に、機影が重なる瞬間というのはとても美しい1枚になることから撮影してみたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかしハードルが高い一枚でもあるのです。
まず撮影するにあたって600mmクラスの望遠レンズを用意しておく必要があります。
また、月が丸い状態で撮影するのがベストなので撮影のチャンスは満月の日とその前後2日間という非常に限られた期間です。
撮影する際には露出をマニュアルにし、月のクレーターが見えるくらいに設定をしてフォーカスもマニュアルにして月に合わせて高速連続撮影に設定をしましょう。
カメラを固定するためにも三脚の使用が理想的です。
太陽と機影を重ねる
太陽と機影を重ねる1枚は、月と機影を重ねるのに比べれば晴れていれば撮れる可能性があるので少し難易度が下がります。
しかし注意してほしいのが晴れていればそれでOKというわけでもない点です。
逆に晴れ過ぎてクリアな状態すぎると光が強くなりすぎて上手く撮影ができない可能性もあるためです。
より綺麗に撮影をしたいのであれば薄曇りくらいの日の方が機体がシルエットになりやすく撮影がしやすいです。
撮影をする際には太陽付近でまずは試し撮りをして露出をアンダー目に設定しておきましょう。
高速連続撮影に設定し、一定のコースを通過することが多い着陸機を狙って撮影してみてください。
海面と飛行機の組み合わせ
忘れてはいけないのが海面と飛行機を組み合わせた一枚です。
日本には空港がいくつかありますが、海上に面した空港が多いという特徴を持っていため狙いやすいです。
晴れている日は海面に太陽の光が反射し、キラキラと輝くためそんな輝く海面と飛行機の組み合わせが美しい1枚が撮影できるでしょう。
太陽は季節によって日の出や日の入りの時間が変わるため撮影のタイミングが変わってきます。
露出の設定は試し撮りをして最終決定をしますが、海面の輝きを強調するためにも少しアンダーに設定するのが望ましいです。
季節によるタイミングを見計らって撮影をしましょう。
手軽なものから
紹介した中でも最も撮影が手軽だと言えるのが撮影タイミングも多い夕景です。
いきなり月と機影の組み合わせはハードルが高いという人はまずは太陽と機影の組み合わせから始めてみるといいでしょう。
タイミングが狙いやすいので撮影もしやすいですし、夕景が上手に撮影できるようになったらステップアップして月との組み合わせにチャレンジしてみましょう。
どのタイミングで撮影するにしても大切なのは設定です。
シチュエーションに合わせた設定にして撮影試みましょう。
後処理で明るさやコントラストの設定も変えれるのでそういったテクニックも活用しつつ撮影を楽しみましょう。