「著作権の侵害」が認められるケースは?
写真撮影の際に注意しておきたい著作権について
何気なく、カメラを向けることもあるかもしれません。
好きな風景や、好みのものなど、写真に残しておきたいと思うシーンに遭遇することも多いことでしょう。
しかしながら、写真撮影を安心して楽しむために、著作権について知っておかなければなりません。
場合によっては、違法になる可能性もあるからです。
かつては、撮影時における注意点が多数存在していました。
もちろん、現在もそうですが、以前と比較してみると、写り込みにかかわる権利制限の対象となる範囲が拡大されています。
令和2年に、著作権法及びプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律の一部を改正する法律が成立したためです。
著作権の侵害が認められないケースについて
写真を撮る場合、気軽にカメラを向けることも多いと思いますが、写真のなかに意図せずポスターなどが写りこむことも考えられます。
また、場合によっては、旅先などで、意図せず背景に小さく絵やキャラクターなどが、写りこんでしまうこともあるかもしれません。
この場合は、著作権者の承諾を得る必要はないとされています。
ただし、あくまでも小さく写っている場合に限ります。
著作権を持つものが中心となるような写真は、権利制限の対象外になります。
著作権者の利益について、不当に害してしまうような場合は、違法となるため注意が必要です。
かつては、分離が困難な場合に限られていましたが、現在の法律上では、この部分が緩和されています。
分離が困難な場合に限らず、正当な範囲内の場合は、権利制限規定の対象となっています。
スマホできれいに写真を撮るコツについて
著作権をはじめ、法律についてきちんと理解したら、たくさん写真を撮って楽しみましょう。
多くの方が持っているスマホは、気軽に写真が撮れる便利なアイテムでもあります。
しかしながら、上手に写真が撮影できる人と、あまりうまくない方がいるのも事実です。
上手になるためには、やはりたくさん撮影して、自分なりのコツをつかむことが必要です。
角度や光の入り方、レイアウトなどによっても、見た目が全く違ってくるため、そこがおもしろく感じられることでしょう。
スマホで撮影する際に必ず注意したいことは、手ぶれが発生しないように固定するなどの工夫をすることとです。
また、レンズが汚れていると、きれいな写真が撮りにくくなるので、レンズがきれいな状態になっていることを確かめてから撮影するようにしましょう。
いろいろな構図で撮影してみる
三分割方法や四分割方法など、撮影する際に覚えておくと良い知識がいくつかあります。
同じ物を撮影する場合であっても、これらによって雰囲気が異なる写真が撮れておもしろいです。
ぜひ、いろいろ試してみて、しっくりくるものを見つけてみてください。