「プライバシー権の侵害」が認められるケースは?

撮影する時も思いやりの心が必要である

「優しさの定義」は、人それぞれ異なります。
そのため、考え方の違いで誰かとぶつかったり傷ついたりすることもあるものです。
これは、ある意味仕方がないことなのかもしれませんが、それでも相手の立場に立って考える習慣は身につけていたほうが良いと言えるでしょう。

最低限、自分がされた際に嫌だ、不快だと思うことについては、他者にするべきではありません。
これは、写真撮影をおこなう際にも言えることでしょう。
難しことが分からなかったとしても、思いやりの気持ちを忘れないようにすれば、人を傷つけたり悲しませたりすることも減ることは間違いありません。

写真撮影を楽しみたいなら、やはり思いやりの気持ちは持っていたいと思います。
そのほうが、きっと自分も周囲の人も嬉しくなるような写真が撮れると思うからです。

撮影する際に注意しておきたい肖像権について

肖像権とは、人格権の一部です。
顔や身体など、本人の許可を得ることなく撮影されない権利であり、これらを公表されない権利です。
具体的には、「プライバシー権」と「パブリシティ権」の二つから成っており、写真撮影する際にも注意が必要となります。

プライバシー権は、個人の姿を含む個人の情報を守るための権利です。
また、パブリシティ権は、財産的利益を守るための権利です。
写真を撮る際には、これらを侵害することが無いように、注意しながら撮影する必要があります。

プライバシー権の侵害が認められるケースについて

先に紹介しているように、肖像権を侵害することは、プライバシーを侵害することでもあります。
日頃から、個人情報を勝手に公開してはいけないということを忘れることなく行動しなければなりません。
これは、写真撮影をする際にも言えることです。

顔や体など、個人が特定できる場合や、プライベートな空間で撮影されたもの、不特定多数の人の目に晒される可能性があるケースなどは、プライバシー権の侵害が認められる場合が少なくありません。
つまり、ネット上でこういった写真を載せると言う行為は、プライバシー権の侵害になる可能性が高いということです。
個人が特定できないような写真や、プライベートな空間ではなく、多くの人が行き交う場所での撮影などであれば、こう一体リスクは低い傾向がありますが、それでも十分注意しなければなりません。

お互いを尊重し合える大切さ

嫌なことをしない。
それは、当たり前のことです。

少し想像すれば、その行為が相手にとってどのような影響を与えることなのか、すぐにわかるのではないでしょうか。
わからないのであれば、行為を控えるのが安心だと言えるでしょう。
SNSの扱い方も含めて、慎重に使用しながらたくさん楽しみましょう。